iOSDC2017行ってきた


概要

これ

https://iosdc.jp/2017/


自分が参加したのは16, 17の二日間。


全部書いてると死にそうになるので印象に残ったところとか素晴らしいと思ったところをダイジェスト。



16日


モバイルアプリで困らないエラーハンドリングとロギングのベストプラクティス

guard 節で書いてあるコードに対して、Analyticsのfatalな感じのログを入れておく、という部分が素晴らしかった。


・複数人開発をしていると、「これは絶対起こらんやろww」みたいなことが起こる。呼ばれるはずがない条件で関数が呼ばれたりとか。

・その異常を、エラーを生み出すよりも先に異変として察知するために、Analyticsを使う

というのの具体例で、他に類をみないアイデアで素晴らしいと思った。


応用が利きそう。



Implementing Music Playback on watchOS

いろいろなAPIやそれらのサウンド面での動作の話が面白かった。特にアプリケーションのforeground -> bgでの寿命まわりで、

サウンドをストップしても死なないで欲しいんだけどそのうち死んで欲しいみたいなニーズがAppleWatch app にもあるんだなあというのが参考になった。

その実装方法も含めて。


Xcode Source Editor Extensionの世界

この日一番輝いてた(独断)


「愚痴るだけなら誰でもできる

高い壁があったら登るのが我々エンジニア」


なんかどっか自分ちの壁に貼っとこうかなと思った。人に言わされると嫌な言葉だとは思うんだけど、自分で言う宣言としては最上。


Xcodeのプラグインを作るときに調べようと思っていたことがすべて網羅されている。


資料のアプデ報告TweetをXcodeプラグインから行うという離れ業すごかった。

https://speakerdeck.com/takasek/20170916-number-iosdc


あとこの日この公演のあとにルームCにトートバッグを忘れたのは俺でした。

運営の人ご迷惑おかけしました。無事回収させてもらいました。助かり~



17日


アイコンや画像の配置をCIで自動化する

Sketch.appのコマンドラインツールを使ってデザイナー -> CI -> 実装(エンジニア) までをシームレスにつなげていて素晴らしかった。

各所での処理も最小限っぽい。


で、これらの先駆者のおかげでUnity用にもプラグインを作ることができた。

Sketchで作った全画像をUnityに取り込む

http://sassembla.github.io/Public/2017:09:17%2015-07-34/2017:09:17%2015-07-34.html


興味深かったのが、全体のフローが仕上がった後に問題として残っている部分の紹介で、

名前付けやそれらの前提ルールの整理について、という感じで、


治安が良くなると次は文化的な問題の解決に向かっていく、というのが素晴らしいなあと思った。


CoreMLでアイドル顔識別アプリを作ろう

MLがらみのファイル生成に関するいろいろな関連性がわかって凄く助かった。



15分でわかるバックグラウンドアップロード

BackgroundTransferServiceについて言及してくれていて、自分たちでデータアップローダみたいなものを作るときに大いに参考にさせてもらおうと思う。

timeoutIntervalForResourceのデフォが1Wだった話面白かった。



サポート効率を上げるログ収集環境の構築

独自enumを作れ! という感じで面白かった



iOSDC Japan 2016 の賞金を放置しておくと1年でどうなったか?!

完全にビットコインの話題だった。最高。たかりたい。



会場インフラLT

業者さんがらみの壮絶なスケジュールを踏破して会場ネットワークなんとかしていたのものすごい。

お陰さまで快適なネットワーク環境で真剣に話を聞いたりビールを飲んだりすることができた。




終わりに

最高だった。来年もまた行きたい。